2021.06.29
日本でも今や馴染みのあるものとなった「ジューンブライド(June Bride)」。
「6月の花嫁」を意味する言葉で、結婚する上で多くの女性のあこがれとなっています。
結婚という人生で一番と言っても過言ではない大切なイベントをより特別で思い出深いものにするためには新婦だけではなく、新郎となる男性もまたジューンブライドについて理解しておくことが不可欠となります。
実際ジューンブライドって普段と何が違うんだろう、いつ式を挙げても一緒なのでは?と思っている男性も少なくないのではないでしょうか。
今回はジューンブライドについてさらにご紹介いたします。
ジューンブライドの基本的な由来や成り立ちについては過去の記事にて解説していますので、そちらを一読しておくとより理解が深まるかもしれません。
そもそも6月に結婚すればどんな形であれジューンブライドなのか。ということも気になるかと思います。式を挙げることでジューンブライドなのか、婚姻届を出したらジューンブライドなのかは曖昧なところでしょう。
日本で6月に式を挙げようとすると雨が気になってなかなか日取りを決めるのも難しい。でもジューンブライドに憧れがあるから諦められない…となって結婚に尻込みしてしまうのではないでしょうか。
世間的には式を挙げた日よりも婚姻届を提出した日をもってジューンブライドとするペアは多いようです。6月の花嫁になるために、天候を細かく気にする必要はないのです。
6月に婚姻届だけ提出して、式はもっと天候を気にしなくていい時期にするといった方法でもれっきとしたジューンブライドです。
結婚式に雨が降ると、縁起がいいという言い伝えもあります。
そういった理由からもジューンブライドがとても縁起がいいというものになっているのでしょう。
それも国々によって縁起がいいという理由を裏付けるエピソードも違い、とてもロマンチックです。
1.日本
日本のことわざにある「雨降って地固まる」の「雨が降ると地面がぬかるんで歩きにくくなるが、雨が止んだあとの地面はより硬い地面となり、良い道となる」ということに由来し、「嫌なことがあっても、その後はかえって良い結果になる」、「しっかりした地面の上で、二人の人生を歩める」ことを意味しています。
また、「雨が降る」→「雨が降り込む」→「振り込む」→「幸せが振り込む」という意味で雨の結婚式は縁起がいいとされています。
2.英語圏
日本の「雨降って地固まる」と似ている言葉で、「After rain comes fair weather(雨の後には晴れが来る)」や「After a storm comes a calm(嵐のあとに凪が来る)」という言葉もあります。
2つとも「アクシデントがあったとしても、その後いいことが待っている」という意味です。結婚式に雨が降ったとしても、結婚した二人には明るい未来が待っている、という捉え方ができてとても素敵ですね。
3.フランス
フランスにも似ていることわざがあり、「Mariage pluvieux mariage heureux」「雨の日の結婚式は幸せをもたらす」という意味になります。
解釈は2つあり、「新郎新婦が一生のうちに流す涙を代わりに神様が流してくれる」、「雨は天使であり、雨の日の結婚式は神様の祝福の証拠。空からかわいい天使が舞い降りる」というどちらも素敵なものです。
日本だとちょうど梅雨のシーズンで憧れながらもなかなか踏み切れない結婚式。
ですが、縁起のいいものであることには変わりません。
二人だけの素敵なジューンブライドにしてくださいね。
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