2021.09.02
せっかく気に入ったジュエリーを見つけたのに金属アレルギーを持っている…
金属アレルギーだと、つけられるものも限られてあまり好きなデザインのものがない、といったように諦めたり我慢しなければならないこともあります。
今回は金属アレルギーについて理解を深めるとともに、アレルギーがあってもつけられる種類の金属、避けたほうがいい金属をご紹介していきます。
症状として挙げられるのが、金属に触れた部分のかゆみや赤い腫れといった皮膚の炎症です。
日本人の10人に1人が金属アレルギーと言われているぐらい、身近なものです。
なぜこのような症状が出るかというと、一部汗で溶けやすい種類の金属が汗によって溶け出し
その成分が体内に入り込むことで免疫機構が異物として反応して食物アレルギー同様に拒絶反応が起こる
といった仕組みになります。
特に汗で溶けやすい金属とされているのは、ニッケル、コバルト、クロム、スズ、水銀、銅です。
特に安価な装飾品の地金にニッケルが使われることが多いので、要注意です。
自分が金属アレルギーかどうか調べるには、金属アレルギーパッチテストを受けるとわかります。皮膚科にて受けることが可能ですが、実施しているかどうかはそれぞれの病院によって異なりますので、要確認です。
金属アレルギーを持っていたらジュエリーを諦めないといけないのかというところですが
汗で溶け出しにくい金属もありますので、ご安心ください。
金、銀、プラチナ、チタン、ステンレスなどがそれにあたります。
しかし、それは純度の高いものが該当し100%に近いほど値段も高級になります。
安価なものはほぼ他の金属が合わさっており、それを合金と呼びます。
合金にはクロムやニッケルが入っていることが多く、特に金や銀の地金が合金の場合は注意する必要があります。
重度の金属アレルギーを持っている場合は、金や銀の地金は避けるのがベターです。
金属アレルギーは珍しいものではなく、実は自覚してなかっただけで自分も…ということがあります。
自分の体質にあった金属を選べば健康には影響はありませんので、安心してジュエリーを身に着けてくださいね。
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